Event

  • 自然環境や動物を通して見た"人間らしさ"をテーマに、観る者たちの感情に訴える世界を描き出す、画家 守屋絵麻 の個展を行います。
    幼少期からダンスを習い、そこで自己表現の世界に深く興味を持った彼女は、美大へと進み、卒業後は国内外で個展やグループ展を開催しています。
    写実に捕われない独自の形と伝統的な岩絵の具を取り入れた絵画が特徴的です。

    [展覧会コンセプト]

    ブルース
    魂はひらひらと こちらにやってくる。
    あの日、空に消えたあの子は
    蝶となり見つめ 鳥となりささやく。

    今日も私は 青 をたむけ、
    ブルースをうたう。

    彼女は、昨年16年生きた愛犬を亡くし、魂や死について今までになかった考えが生まれたという。

    西洋では古くから飛ぶものは魂の象徴であり、親しかった人の元へ戻ってくると言われているそうです。そして人間はみな、死者へ花を贈ります。
    これらの説や習慣はカタチのないものとのコミュニケーションツールとして、”姿は見えなくても想いを伝えたい”という世界中の人間に共通する感情から生まれたものだそうです。

    彼女は今まで動物を通した人間の愛情深さや冷酷さをテーマに制作をしていましたが、今回、この”姿のないものへの感情”というものが実に人間らしいと感じ、新たに作品テーマとして取り入れることにしました。

    blues=青たち
    という詩的な響きを持ち、同じように人間らしい感情から生まれた 霊歌 であるブルースを展示タイトルにし、花や飛ぶものたちをモチーフに制作した作品を展示いたします。
    この機会に是非ご高覧ください。

    守屋絵麻 個展「ブルース」

    ■概要
    開催日:2017年6月13日(火)~ 6月17日(土)
    開廊時間:11:00~19:00(最終日18時まで)
    休廊日:日・月・祝
    ※カフェギャラリーのため、ドリンクのオーダーをお願い致します。

    所在地:東京都目黒区青葉台1-14-18 B1F
    アクセス:東急東横線 中目黒駅正面出口より徒歩8分
    TEL:03-3462-0682

    守屋絵麻 Ema Moriya

    1991年 神奈川県生まれ
    2015年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻 卒業
    2017年 チェコ・プラハ工芸美術大学 大学院 入学予定

    ●過去のグループ展
    2013年 くゆらす展(KAYA gallery&studio / 神奈川)
    2014年 Farm (ギャラリーQ / 東京))
         東京五美術大学連合卒業・修了制作展 (国立新美術館 / 東京)
    2015年 多摩美術大学卒業選抜展 ソレイユ (銀座スルガ台画廊 / 東京)
    2017年 Gift Of Somebody(ouch gallery/ ニューヨーク)

    ●過去の個展
    2013年 木とトリドリ 展(ギャラリーみずのそら / 東京)
    2015年 人間のとち(Diginner Gallery / 東京)
      Se questa pioggia non smette(ここんとんギャラリー/ヴェネチア)
    2016年 a sock(ギャラリー子の星 / 東京)